【2026年7月】札幌の中古マンション市場はいま?金利上昇・減税拡充・地価減速を数字で整理

【2026年7月】札幌の中古マンション市場はいま?金利上昇・減税拡充・地価減速を数字で整理中古住宅・マンション購入

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札幌で中古マンションやリノベーションを検討している方に向けて、今週時点の市場データをまとめました。2026年は「金利」と「税制」が同時に動いている、ここ数年で一番判断が難しい年です。数字で整理していきます。

結論:2026年後半の札幌市場、押さえるべきは3点

  • 変動金利は8月の新規融資分から実際に上がる(日銀が6月に政策金利を1.0%へ引き上げ)
  • 住宅ローン減税が2026年から中古住宅に有利な内容に変わった(控除期間13年・床面積40㎡以上に緩和)
  • 札幌の地価上昇は明確に減速した(住宅地+1.1%、5年ぶりに下落地点も発生)

「値上がりするから急ぐ」という時代は一区切りついた一方で、「金利と税制の切り替わりのタイミング」という別の理由が出てきた、という整理になります。

札幌の中古マンション価格相場(区別)

区ごとの平均価格ではなく、条件を絞った実際の取引価格で確認してください。

調べたいことどこで調べるか見るときの注意
実際に売買された価格国土交通省「不動産情報ライブラリ」の不動産価格(取引価格・成約価格)検索。地域と時期を指定して実際の取引を確認できる売出価格ではなく成約ベース。件数が少ない区・時期は平均が振れる
土地の公的な価格札幌市の地価情報(地価公示・地価調査)基準地点の価格。個別の物件価格とは一致しない
いま売りに出ている価格不動産ポータルの売出物件売出価格であり、成約価格ではない。値下げ前提の物件も混ざる
個別物件の評価複数社の査定1社の高値提示だけで判断しない

この記事では区ごとの平均価格の数字は載せていません。中古マンションの価格は、築年数・広さ・管理状態・駅からの距離で大きく変わり、区の平均値だけを見て個別の物件を判断すると外すためです。実際の取引価格は上の「不動産情報ライブラリ」で、条件を絞って確認してください。

空間デザインの視点で1つ付け加えると、この価格帯で探すなら「専有面積の広さ」より窓の位置と柱の出方を先に見てください。同じ60㎡でも、田の字型で柱が室内に出ている物件と、外周に柱がある物件では、リノベ後の体感がまるで違います。図面段階で判断できるポイントです。

住宅ローン金利:8月から変動金利が動く

2026年6月16日、日銀は政策金利を0.75%から1.0%へ引き上げました。1.0%という水準は1995年以来、31年ぶりです。これを受けて大手銀行は短期プライムレートを0.25%引き上げています。

住宅ローンの変動金利への反映スケジュールは以下の通りです。

対象反映時期
これから借りる(新規融資)2026年8月実行分から
すでに返済中2026年11月度分から順次

ただし7月時点では、固定金利の急騰は一服し、変動金利は「据え置き」を選ぶ銀行が主流です。一方で一部のネット銀行は先行して利上げに踏み切っており、銀行によって金利設定が二極化しています。つまり今は、どの金融機関を選ぶかで差が出やすい局面です。市場では次の利上げを2026年12月と見る声が多くなっています。

検討中の方は、契約を急ぐ必要はありませんが、事前審査だけでも早めに通しておくと選択肢を残せます。審査には期限がありますが、金利環境が動いている時期は「まだ物件が決まっていないから」と後回しにするより先に動いた方が有利に働きやすいです。

2026年の住宅ローン減税:中古住宅の扱いが大きく改善

ここが今年最大のニュースです。2026年度税制改正で、住宅ローン減税は2030年12月31日まで5年延長されたうえ、中古住宅の条件が大幅に改善されました。

項目2025年まで2026年から
控除期間10年13年(一般住宅を除く)
借入限度額(長期優良・低炭素・ZEH水準)
最大控除額(子育て・若者夫婦世帯)
床面積要件(中古)50㎡以上40㎡以上

特に見落とされがちなのが床面積40㎡以上への緩和です。これまで「減税が使えないから」と候補から外れていた40㎡台・50㎡台のコンパクトな中古マンションが、一気に選択肢に入ってきます。単身の方やご夫婦2人暮らしで札幌市内の駅近を探しているなら、今年から探し方を変える価値があります。

同じ工事でも、会社によって見積もり額は2〜3割変わることがあります。先に相場を知っておくと、提示された金額が妥当かどうか自分で判断できます。

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補助金:子育てグリーン住宅支援事業は終了、後継事業へ

リフォーム・リノベーションで使える補助金も切り替わりました。

  • 子育てグリーン住宅支援事業リフォームは2025年12月31日をもって交付申請の受付終了(新築の長期優良住宅・ZEH水準住宅は2026年2月16日終了)
  • みらいエコ住宅2026事業(後継):令和7年11月28日以降に基礎工事着手したものが対象

地価:上昇は続くが、明確に減速

令和8年(2026年)の地価公示では、北海道は全用途平均で+1.3%と10年連続の上昇でした。ただし前年の+2.0%からは鈍化しています。

区分2026年 変動率
北海道 住宅地+0.6%
北海道 商業地+2.5%
札幌市 住宅地+1.1%
札幌市 商業地+4.6%
札幌市中央区(全用途平均)+5.60%

注目すべきは、札幌市の住宅地上昇率が2023年の+15.0%から+1.1%まで落ちている点、そして5年ぶりに下落地点が出た点です。横ばいの地点も前年の4倍にあたる148地点に増えました。建築費の高騰で、札幌圏郊外の伸びが止まっています。

「札幌の不動産は買っておけば上がる」という前提は、少なくとも住宅地については見直す時期に来ています。値上がり益ではなく、住み心地と総支払額で判断する方が現実的です。

よくある質問

2026年は札幌で中古マンションを買うのに良いタイミングですか?

「値上がりを狙う」目的なら、地価上昇が減速しているため以前ほど有利ではありません。一方で「住むために買う」目的なら、住宅ローン減税が中古に有利な内容へ改正されたこと、実需向け新築マンションの供給が減る見込みで条件の良い中古が早く売れる傾向にあることから、動く理由はあります。ご自身の目的で判断が分かれます。

金利が上がるなら、変動金利ではなく固定金利にすべきですか?

一概には言えません。2026年7月時点では固定金利の急騰は一服しており、変動と固定の金利差はまだあります。重要なのは、変動を選ぶ場合に「金利が今より1〜2%上がっても返済を続けられるか」を事前に試算しておくことです。金融機関によって設定方針が二極化しているため、複数行で条件を比較する価値が以前より高まっています。

リノベーション費用も住宅ローン減税の対象になりますか?

中古住宅の取得とあわせてリフォーム・リノベーションを行う場合、一定の要件を満たせば工事費用を含めた借入が減税の対象になり得ます。ただし工事内容・住宅の性能・契約の組み方によって扱いが変わるため、物件と工事の具体的な内容が決まった段階で、金融機関と税務署または税理士に個別に確認してください。

まとめ

2026年後半の札幌市場は、「値上がり期待」から「金利と税制で判断する」フェーズに移りました。整理すると次の通りです。

  • 変動金利は8月新規融資分から上昇。事前審査は早めに
  • 住宅ローン減税は中古に有利化。特に40㎡以上への緩和は影響が大きい
  • 補助金はみらいエコ住宅2026事業へ切り替え。窓の断熱改修は北海道で効果大
  • 地価上昇は減速。値上がり益より住み心地と総支払額で判断を

リノベーションを含めて検討する場合、費用は工事会社によって数十万円〜百万円単位で変わります。1社の見積もりだけで判断せず、必ず複数社を比較してください。目的別の比較方法はリフォーム見積もり比較ガイドにまとめています。

※本記事は公開情報をもとに、記事作成時点(2026年7月20日)の状況を整理したものです。金利・税制・補助金の適用条件は変更される場合があります。実際のご判断にあたっては、金融機関・所管官庁・税理士など各専門家の一次情報で必ずご確認ください。

参考にした情報源

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